FXで月50万円稼ぐための賢明な投資法と4つのコツ

FXトレーダーの夢の一つが月50万円の利益実現です。しかし、一攫千金を望むあまり無理な取引は大きな失敗につながります。適切な資金管理と冷静な売買姿勢が欠かせません。今回は月50万円を堅実に稼ぐための投資元手と、勝ち組トレーダーに学ぶべきコツを4つご紹介します。
目標利益 | 月50万円 |
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必要資金(想定) | 400万円~800万円 |
リスク許容範囲 | 資金の20%まで |
おすすめレバレッジ | 5倍~10倍程度 |
月50万円を稼ぐための適正投資元手は?
月50万円という利益を効率的に積み上げるには、適正な投資元手がどの程度必要になるのでしょうか。
一般的な相場環境下においては、1取引あたり1万円の利益を積み重ねていく必要があります。そのためにはあるレバレッジとロット数での取引が欠かせません。
仮にレバレッジ10倍でスタンダードロット(10万通貨単位)での取引を想定した場合、対円で1pipsが1,000円の値動きとなり、1万円の利益確保には最低でも10pipsの値動きが必要になります。
この場合の必要証拠金額は、最小でも100万円は用意しておく必要があるでしょう。さらに、安全サイドにリスク許容範囲を証拠金の20%として考えると、最低でも400万円以上の投資元手がないと月50万円は確保できない計算になります。
ただし、レバレッジを下げてロット数を絞ればその分資金は抑えられますが、1取引の利益も抑えられてしまいます。そのため、より堅実に月利50万円を狙うなら600万円から800万円程度の証拠金を用意しておくのが賢明でしょう。
月50万円稼ぐための4つのコツ
トレンド相場での取引に徹する
FXで堅実に利益を積み上げるには、上昇または下落が続く”トレンド相場”での取引に徹することが賢明です。レンジ相場(値動き範囲が狭い)では、わずかな値動きしかなく利益が伸び悩みます。トレンドが明確な通貨ペアに絞って取引を行うことで効率的に稼げるでしょう。
節税対策は必須
月50万円を堅実に稼ぐ場合、年間600万円以上の利益が出る計算になります。この水準になると、確定申告による税金対策が不可欠です。利益の20%以上を税金で取られてしまうと手取り額が大幅に減るためです。節税対策を行わず、全額申告していると手元に残る金額は月30万円程度にとどまってしまいます。
専門知識の研鑽(くんれん)
月50万円は決して簡単に稼げる水準ではありません。そのレベルの収益を上げるには、FXに関する高度な専門知識が必要不可欠です。通貨の特性、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析など、理解を深めるべき分野は多岐にわたります。日々の学習を怠ることなく、新しい知識を吸収し続ける姿勢が大切です。
感情とエゴを排した冷静な判断力
プロの世界では、利益が出れば出るほど感情的になる傾向があり、その結果として大損失を喫するケースが散見されます。月50万円を狙う上で最も重要なのは、投資に対する冷静な姿勢と感情を排した判断力です。損小利大(小さな損失で切り、大きな利益を狙う)を実践し、エゴを持ち込まずに淡々と売買を継続することが肝心です。
月50万円という高収益を求めるFXトレーダーは、最低でも400万円以上の投資元手が必要となります。ただし、適正水準は600万円以上と考えるべきでしょう。投資に対しては細心の注意を払い、トレンド相場での取引に徹し、専門知識を深め、そして何よりも冷静な心構えと節税対策が欠かせません。
月50万円は決して手を抜いては稼げない金額なのです。FXで利益を着実に積み上げるには、相応の資金力と高度な知識、そして冷徹な精神力が不可欠なのです。