FXの逆張りとは、相場の流れに逆らって取引することです。例えば、上昇トレンドの中で売りを入れたり、下降トレンドの中で買いを入れたりすることが逆張りにあたります。
逆張りは、相場の反転を狙って大きな利益を狙う戦略ですが、同時に高いリスクも伴います。
FXの逆張りで勝てない理由
逆張りが勝てない理由は、主に以下の3つに分けられます。
・ 相場の流れを読み違える
・ 損切りができない
・ エントリーのタイミングが悪い
相場の流れを読み違えるというのは、トレンドが続くか反転するかを判断する能力が不足していることです。
トレンドは一定の周期で変化しますが、その周期を把握するのは容易ではありません。
特に長期的なトレンドに逆らってしまうと、大きな損失を被る可能性が高くなります。
損切りができないというのは、自分の判断が間違っていたことを認められずにポジションを保持し続けることです。逆張りは相場の反転を狙う戦略なので、反転しなかった場合は素直に損切りする必要があります。
しかし、多くの人は自分の予想が当たるまで待とうとしてしまいます。その結果、相場がさらに逆方向に動いてしまい、損失が拡大してしまいます。
エントリーのタイミングが悪いというのは、相場の反転点を見極めることができないことです。逆張りは反転点でエントリーすることが重要ですが、その反転点を見つけるのは難しいです。
反転点は過去に何度も発生したレベルやパターンに基づいて予測することができますが、それでも確実ではありません。早すぎると相場に巻き込まれてしまい、遅すぎると利益を逃してしまいます。
FXの失敗談
私自身もFXの逆張りに挑戦したことがありますが、失敗した経験をお話しします。私はドル円の上昇トレンドに逆らって売りを入れました。理由は、ドル円は過去に何度も110円台で反落しており、そのレベルに近づいていたからです。
しかし、私の予想に反してドル円は110円台を突破して上昇し続けました。私は自分の判断が正しいと信じてポジションを保持しましたが、結局115円まで上昇してしまいました。私は大きな損失を被りました。
おすすめのインジケーター
逆張りをする際に役立つインジケーターは、主に以下の2つです。
・ RSI(Relative Strength Index)
・ MACD(Moving Average Convergence Divergence)
RSIは、相場の強弱を表す指標です。RSIが高いと相場が買われ過ぎていることを示し、RSIが低いと相場が売られ過ぎていることを示します。RSIが一定の水準を超えたり下回ったりすると、相場の反転のサインとなります。一般的には、RSIが70以上なら売り、30以下なら買いのシグナルとされます。
MACDは、移動平均線の乖離を表す指標です。MACDが正の値なら上昇トレンド、負の値なら下降トレンドを示します。MACDが0に近づくと、トレンドの転換のサインとなります。