FXデイトレードで一発当てれば大儲けできると思いがちですが、実際は難しい面もあります。勝てない原因を理解し、勝つためのコツを知ることが成功への第一歩です。本記事では、FXデイトレードで勝てない13の主な原因と、その対策としての13のコツを徹底解説します。
- FX無謀なリスク許容度が敗因
- 資金に対する適切なリスク許容度を設定する
- ディシプリンの欠如
- 自分のトレードルールを確立し、それに従う
- 無計画なデイトレード
- 具体的な売買戦略を立てる
- ニュースを無視したトレード
- 重要ニュースをこまめにチェックする
- 短期的な視点のみに囚われる
- 長期チャートも確認する
- 過剰なレバレッジの利用
- 適切なレバレッジ設定をする
- 分析スキルの欠如
- 分析力を高める努力を続ける
- MM(資金運用管理)の無視
- 適切なMMを実践する
- 強すぎるエントリー狙い
- タイミングを逃さずエントリーする
- 一発逆転を期待しすぎる
- 感情的になりすぎる
- 冷静沈着でトレードする
- 自分に合わないトレード手法
- 自分に合ったスタイルを見つける
- 環境の違いを無視したトレード
- 時間帯特性を理解し活用する
FX無謀なリスク許容度が敗因
FXは高いリスクを伴う投資です。ハイリスクハイリターンを期待しすぎると、一発大当たりを狙って過剰なリスクを取ってしまい、結局は失敗に終わります。自分の許容できるリスク水準を冷静に判断することが大切です。
資金に対する適切なリスク許容度を設定する
総資金の何%までを1トレードのリスク許容度とするか、あらかじめ決めておきます。一般的には1%~2%が目安とされています。資金の多寡に関わらず、リスクをコントロールできる適切な水準に抑えることが重要です。
ディシプリンの欠如
FXは心理的にも難しい面があります。勝ちたい気持ちが先行して、自分の設定したルールを無視してしまうケースが多々あります。節度を欠いたトレードは敗因の一つです。
自分のトレードルールを確立し、それに従う
トレーディング手法やリスク管理方法を事前に決めておき、それを厳守することが大切です。たとえ短期的に損失が出ても、ルールから逸れないディシプリンを持つことが長期的な勝利につながります。
無計画なデイトレード
何の戦略もなく、ただ単に売買を繰り返すだけでは、長期的に利益を上げることは難しくなります。計画性のないトレードは敗因の典型例です。
具体的な売買戦略を立てる
FXに勝つためには、明確な売買戦略が不可欠です。様々な指標や売買シグナルを活用し、エントリー、Exit、損切りルールなどを具体的に決めておきましょう。戦略に従ったトレードを心がけることが大切です。
ニュースを無視したトレード
為替相場は政治・経済ニュースの影響を受けやすい市場です。重要ニュースを無視して済んでのトレードは、リスクが高くなります。
重要ニュースをこまめにチェックする
為替ニュースは相場の値動きを左右する重要な情報源です。毎日の重要ニュースをチェックし、発表前にポジションを減らすなど、リスクを最小限に抑える工夫が必要不可欠です。
短期的な視点のみに囚われる
FXには短期的な値動きと長期的なトレンドがあります。短期的な値動きにばかり注目していては、本当の勝ち組になれません。長期的な視点を欠いたトレードは敗因の一つです。
長期チャートも確認する
デイトレードでは基本的に短期的な値動きに着目しますが、同時に長期的な視点も持つ必要があります。日足や週足、月足チャートで長期トレンドを把握し、それに沿ったトレードを心がけましょう。
過剰なレバレッジの利用
FXの最大のメリットでもあり、デメリットでもあるレバレッジ。レバレッジ効果を過信して、過剰にレバレッジを利用すると、損失がsno
ball(雪だるま式)に膨らむ可能性があります。
適切なレバレッジ設定をする
各トレーダーの経験値やリスク許容度に応じて、適切なレバレッジ倍率を設定しましょう。レバレッジは”剣の両刃”です。メリットだけでなく、デメリットも理解しながら利用することが大切です。
分析スキルの欠如
FXデイトレードで勝つためには、相場の値動きを正しく分析する力が必要不可欠です。指標の読み方や、チャートパターンの把握などの分析スキルが足りないと、勝ちにくくなります。
分析力を高める努力を続ける
FX取引で分析に役立つ指標や売買シグナルを学び、実践を重ねることで分析力は身につきます。また専門家のリアルタイム解説を視聴するのも分析力向上に有効です。毎日の資産運用で分析力は大切な要素なので、継続的に高めていく努力が必要不可欠です。
MM(資金運用管理)の無視
FXには損小利大のリスクマネー管理が非常に重要です。しかし、多くのトレーダーはこのMMを無視がちです。MMを無視すれば、たとえ勝率が高くても資金は壊滅しかねません。
適切なMMを実践する
MMとは、資金の何パーセントを1トレードで用いるかを決めるルールです。例えば1%ルールでは、総資金の1%以上をリスクにさらさないようにします。このようなMMを徹底して実行し、資金を切り詰めないことが大切です。また勝った時の増資方法も決めておくと良いでしょう。
強すぎるエントリー狙い
「大きく動けばいい利益が出る」と考えてしまい、あまりにも強すぎる売買シグナルをエントリーの条件に求めがちです。しかし、そのようなタイミングを冷静に待っていたのではチャンスを逃してしまいます。適度な値動きで素早くエントリーできる心構えが大切です。
タイミングを逃さずエントリーする
完璧なエントリーを狙い過ぎるよりも、適度なタイミングでエントリーを決断する方が賢明です。もちろんトレンドに逆らわないよう、トレンド方向に合わせたエントリーが前提となります。ただし、完璧を求め過ぎてチャンスを逃さないよう心がけましょう。
一発逆転を期待しすぎる
FXは一朝一夕にして大損取り返すのは困難です。それでも多くのトレーダーは、大きなポジションで一発逆転を狙ってしまいがちです。しかしそのようなハイリスクなトレードは禁物で、大損に見舞われる可能性が高くなります。
感情的になりすぎる
損失が出るとイライラし、思わず大きなポジションで勝ちを取り返そうとしてしまいます。また、利益が出ると油断し、リスク許容度が高まってしまう。こうした心理的な問題は、トレーダーの大敵と言えるでしょう。
冷静沈着でトレードする
感情に流されずに冷静沈着な判断力を保つことが重要です。損失に気をとられたり、利益に浮かれたりせずに、普段通りのトレードルールを守り抜く心構えが欠かせません。感情をコントロールする習慣をつけましょう。
自分に合わないトレード手法
デイトレードには様々な売買手法があり、一人ひとりに合った最適な手法は異なります。自分に合わない手法で無理してトレードすると、うまくいかない可能性が高くなります。
自分に合ったスタイルを見つける
スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど、さまざまな手法を学び、模擬トレードで実践してみましょう。自分のリスク許容度や生活スタイルに合っているかをチェックし、最適な手法を見つける努力が必要不可欠です。
環境の違いを無視したトレード
FXは24時間取引可能ですが、時間帯によって特徴が異なります。ボラティリティの高い時間と低い時間があり、ニュースの解釈なども時間帯で変わってきます。そうした環境の違いを無視したトレードは、予期せぬリスクにさらされます。
時間帯特性を理解し活用する
東京時間帯、ロンドン時間帯、ニューヨーク時間帯など、主要な時間帯の特徴を把握しましょう。ボラティリティが高い時間帯はリスクが高まるため、ポジションサイズを抑える必要があります。環境に合わせたフレキシブルな対応が大切です。
FXデイトレードで勝つためには、リスクをしっかり理解し管理することが何より重要です。感情に流されずに、決められた戦略とルールを守り抜く冷静さも必須です。さらに時間帯の特性や手法の違いを熟知し、自分に最適な環境とスタイルを見つけることが大切となります。本記事が少しでも皆さまの勝率アップに役立つことを願っています。