外貨預金とは?銀行員が銀行の外貨預金を使用せずFX運用する理由を解説

外貨預金とは、外国通貨建ての預金のことです。金利は通貨によって異なりますが、現在の金利環境において、通貨によっては、円預金よりも好金利で運用できる可能性があります。さらに、為替相場動向によっては為替差益も期待できます。

ただし、為替相場の変動によって為替差損が発生し、円ベースで元本割れとなる可能性もありますので、注意が必要です。

FXは外貨預金よりも手数料が安い

銀行員が銀行の外貨預金を使わずにFXで運用する理由としては、FXは外貨預金よりも手数料が安いことが挙げられます。

FXの手数料はスプレッド、外貨預金は為替手数料がコストとなりますが、スプレッドと為替手数料を比較すると為替手数料はかなり割高になっています。

また、FXでは24時間手軽に取引ができることもメリットです。さらに、FXではスワップポイントと呼ばれる金利差益を毎日受け取ることができます。
これは外貨預金で言う利息のようなものです。

外貨預金の場合、得られる金利は満期にならなければ受け取ることが出来ません。しかし、FXは金利差がプラスの場合は毎日スワップポイントを受け取ることが出来るのです。

ただし、銀行員がFXをすることは原則禁止されています。銀行員がFXをする場合、自分が大きな損失を出してその補填のために顧客の資金に手をつける危険性があるためです。以降、国内の銀行では銀行員のFXへの規制が強まりました。