FX取引は一般的に20歳以上の方が対象ですが、一部の業者では未成年でも口座開設が可能です。本記事では、未成年がFX口座を開設できる国内4社を紹介します。iDeCo口座やTHINC口座の申請方法、未成年での取引に関する注意点も合わせてお伝えしていきます。
未成年がFX口座開設できる国内主要4社
未成年の投資活動に門戸を開いているのは、以下の4社です。
①GMOクリック証券
GMOクリック証券は16歳以上であれば未成年でもFX口座の開設が可能です。保護者の同意が必要になりますが、書類不要でWeb上から簡単に手続きできます。
取引ツールにMetaTrader4(MT4)を採用しており、チャート分析を活用したテクニカル取引に適しています。
②カブドットコム証券
カブドットコム証券も16歳以上の未成年がFX口座を開設できます。保護者の同意と印鑑登録証明書の提出が必要になります。
スマホアプリが使いやすく、ワンクリック取引にも対応。初心者にも分かりやすい取引ツールが用意されています。
③外為ジャパン
18歳以上の未成年であれば、外為ジャパンでFX口座を開設することができます。保護者の同意書と住民票の提出が求められます。
取引プラットフォームにMetaTrader4(MT4)を採用。豊富な機能と高機能なチャート表示に対応しています。
④YJFX
YJFXも18歳以上の未成年に口座開設を認めています。保護者の同意と印鑑登録証明書の提出が必須です。
Webとアプリでのシンプルな取引ツールを用意。デモ口座での練習環境も整えられています。
未成年でのFX取引の注意点
①判断力の未熟さ
未成年はリスク判断力が十分に備わっていない可能性が高いため、大損失につながるリスクが常にあります。保護者の適切な指導監督が欠かせません。
②知識経験の乏しさ
FX取引で損失を出さないためには、相場の動きを読み解く知識と経験が必要不可欠です。未成年はこの点で劣ってしまいがちです。デモ口座を使って十分に練習するべきでしょう。
③資金の出し入れ
未成年は親権者の同意なく預貯金の出し入れができません。出金時の手続きに保護者の関与が求められ、スムーズな資金の移動が難しいかもしれません。
iDeCo口座/THINC口座の開設も可能
未成年がFX口座を開設できる証券会社の中には、iDeCo口座やTHINC口座の開設も認めている会社があります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は20歳から60歳未満なら誰でも開設でき、将来の年金を増やすことができます。
一方、THINCは、2024年から始まった新しい投資型の確定拠出年金制度で、iDeCoよりも手数料が安く魅力的な商品です。
将来の資産形成を視野に入れた上で、未成年のうちからiDeCo口座やTHINC口座を開設することをおすすめします。FX取引とあわせて、より効果的な資産運用が可能になるでしょう。
未成年でもFXに挑戦できる証券会社は4社ありました。各社の条件や特徴を確認し、自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。
一方で、未成年でFX取引をするリスクにも留意が必要です。知識とスキルを身に付けるためのデモ口座の活用や、保護者の適切な関与が欠かせません。
堅実な資産運用を目指すのであれば、将来に向けたiDeCoやTHINC口座の活用も検討しましょう。証券会社によってはFX口座と合わせて開設できる場合もあります。
以上、未成年でのFX取引や口座開設に関する注意点を紹介しました。未成年の投資は慎重さが鍵となりますが、知識を深め経験を重ねていけば、豊かな人生を送る礎となるはずです。