FX初心者が陥りがちな11のリスクと対処法解説

FX初心者が失敗するリスクや失敗例をご紹介します。初心者がFXで失敗しないための解決策も合わせて解説していきます。初心者におすすめのFX会社や口座開設方法なども掲載しているので、FX初心者の方は是非参考にしてください。

1.過度なレバレッジによるリスク

FXではレバレッジを利用できるため、実際の資金を上回る取引が可能です。しかし、レバレッジを過度に利用すると、少額の値動きでも大きな損失を被るリスクがあります。

【解決策】
レバレッジは15倍以下に抑えましょう。資金に対するリスク許容度を超えないよう注意が必要です。また、ロスカットルールを設定し、一定の損失ラインを設けるのも賢明でしょう。

2.トレンド無視のリスク

FX初心者は短期的な値動きに惑わされ、トレンドを無視してしまう傾向にあります。上手くトレンドを読み取れないと、損失を重ねる恐れがあります。

【解決策】
長期チャートを確認し、大きなトレンドを読み解く力を身に付けましょう。テクニカル指標の利用や売買シグナルを参考にするのも有効です。トレンド追随型の取引が安全です。

3.過剰なエントリーのリスク

FX初心者は、取引機会を逃したくないあまり、過剰なエントリーを繰り返してしまいがちです。これでは資金をさばくことになりかねません。

【解決策】
冷静にチャートを見て、機会損失を恐れすぎないことが重要です。良いエントリーポイントを見極める力を身に付けましょう。取引機会は日々あるので焦る必要はありません。

4.ニュース惑わしのリスク

ニュース発表の度に為替相場が大きく動くため、ニュース惑わしに注意が必要です。ニュースに振り回されて損失を被る初心者が後を絶ちません。

【解決策】
重要ニュースが発表される時間帯は基本的に取引を控えましょう。過度なボラティリティに翻弄されるリスクを避けるためです。またニュース発表時はチャートを冷静に見てから行動することも大切です。

5.自動売買システムの誤作動リスク

自動売買システムを利用する場合、システムの誤作動によるリスクに注意が必要です。初期設定ミスや通信障害などでシステムが正常に動作しないと、大きな損失を招きかねません。

【解決策】
自動売買システムを利用する際は、取引パラメーターの設定を慎重に行いましょう。バックテストも十分に行い、不具合がないかチェックしましょう。また、モニタリングを欠かさずシステムに気を配ることも大切です。

6.過度の移動分足リスク

適切な時間軸のチャートを使えないと、取引判断をミスりがちです。移動分足をこすうあまり、正しいトレンドが見えなくなる恐れがあります。

【解決策】
基本的に1時間足や4時間足といった中期的な時間軸のチャートを使いましょう。短期のチャートでは一時的な値動きに振り回されてしまいます。また長期のチャートでは大きな動きが見えにくいデメリットがあります。

7.デモ環境との違いのリスク

デモ環境では、実際の取引と異なるスプレッド、スリッページ、約定ルールが適用されている場合があります。本番環境で同じような取引をすると予期せぬリスクが生じる恐れがあります。

【解決策】
デモ環境は、本番環境に近い設定のものを利用しましょう。できれば本番と同じスプレッド、スリッページ、約定ルールで取引できるデモ口座を選びましょう。両環境の違いに十分気を付けてトレーニングすることが重要です。

8.過度のリスク許容度

リスク許容度を高く設定しすぎると、一度に大きな損失を被る危険性があります。初心者はリスク管理の重要性を理解していないケースが多々あります。

【解決策】
1回の取引で失っても大丈夫な金額をあらかじめ設定し、それ以上のリスクは取らないというルールを決めておきましょう。例えば全資金の1%以内に損失を抑えるなどです。

9.サポート不足のリスク

FX会社のサポート体制が十分でない場合、トラブル発生時に適切な対応が受けられず、損失に繋がる恐れがあります。初心者はこうしたリスクを見落としがちです。

【解決策】
FX会社の口コミやサポート実績を事前にチェックし、24時間365日サポート対応している優良業者を選びましょう。サポート拠点の所在地なども考慮に入れると良いでしょう。

10.感情的な取引のリスク

冷静な判断ができず、感情的な取引に走ってしまうと大きな失敗につながりかねません。喜怒哀楽を抑えられないのは初心者ならではのリスクです。

【解決策】
感情に振り回された取引はNGです。損小利小を心がけ、冷静に合理的な判断を下す力が求められます。取引の際は感情を排除し、事前に立てたプランに従うよう徹底しましょう。

11.カバー取引不足のリスク

単にエントリーするだけでなく、しっかりとカバー取引を行わないと損失のリスクが高まります。急がばトンでトレンドを無視した取引につながりかねません。

【解決策】
損切り、利確のルールを決めてから取引に臨みましょう。適切なポジション・クローズの判断力を身に付けましょう。ストップロス、トレイリングストップなどを上手く活用してカバー取引を行いましょう。