FX初心者のための分かりやすい取引手順5選

FX取引に興味があるものの、具体的な手順がわからずに二の足を踏んでいる方も多いでしょう。今回は、FX初心者の方にもわかりやすいよう、取引の手順を5つにまとめてご紹介します。専門用語を極力避け、誰にでもスムーズに取り組めるよう解説しています。オリジナルの図解を用いながら体系的に説明するので、ぜひ最後までお読みください。

手順1.FX会社の選択と口座開設

FX取引を始めるにあたり、まずは取引を行うFX会社を選ぶ必要があります。多くの業者が存在するため、自分に合った会社を見つけることが重要です。主な選択基準として、「取扱通貨ペアの種類」「スプレッド水準」「口座維持費用」「取引ツールのわかりやすさ」などがあげられます。

比較サイトを活用したり、口コミを参考にしたりして、自分に合ったFX会社を選びましょう。会社が決まれば、次はオンライン上で口座開設手続きを行います。本人確認書類の提出などが必要になりますが、最近ではスマートフォンのカメラを使って書類提出できるので手軽です。

手順2.デモ口座で練習

本番の取引に入る前に、デモ口座で練習することをおすすめします。デモ口座とは、実際にお金を入れずに取引を模擬体験できる仮想の口座です。FXの流れを把握したり、指値注文の出し方を覚えたりと、本番に向けた準備として大変有効です。

上の図のように、実際の取引画面と同じ環境でデモ取引を行えます。デモ口座のメリットは、「お金を失うリスクがない」「いつでもリセットできる」といった点です。落ち着いてFXに慣れることができるでしょう。

手順3.取引スタイルの決定

FXには、さまざまなスタイルがあり、それぞれ異なる特徴があります。大きく分けると、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」の3つのスタイルがあります。

・スキャルピング:数分~数時間で取引を完了させるスタイル
・デイトレード:1日の間に取引を終えるスタイル
・スイングトレード:数日~数週間の時間軸で取引するスタイル

自分の生活スタイルに合わせて、取引スタイルを決めましょう。スキャルピングは時間に縛られるため、デイトレードやスイングトレードの方が初心者向けかもしれません。

手順4.資金管理の徹底

FX取引で最も重要なのが、しっかりとした資金管理です。絶対に無理のない範囲で取引資金を設定し、貴重な資金を無駄にしないよう気をつけましょう。一般的には、「最大許容ロスを3~5%」に抑えることが推奨されています。

例えば、取引総資金が10万円の場合、最大許容ロスは3,000円~5,000円が理想です。1取引あたりのリスク額を抑え、コントロールできる範囲を超えた時点で損切りするなど、しっかりと資金管理に努めましょう。

手順5.取引ルールの策定

最後に、自分なりの取引ルールを作ることも大切です。具体的には以下のようなルールを定めると良いでしょう。

・1日の取引時間の制限
・1回の取引で許容するリスク額
・エントリールール(値動き、サインなど)
・利確、損切りのタイミングとルール

このように、自分の取引スタイルに合わせて具体的なルールを決めておくことで、感情的にならずに冷静な取引ができます。ルール通りに粘り強く実践することが、FXで勝ち続けるコツです。

FX取引の具体的な手順をご紹介しました。会社選び、デモ口座の活用、資金管理や取引ルール作りなど、着実にステップを踏んでいけば、初心者でも無理なく始められるはずです。焦らずに地道に取り組んでいきましょう。