FXとは外国為替証拠金取引のことで、異なる通貨間の為替レートの変動によって利益を得る投資方法です。
FXでは、自分が持っている通貨を売り、別の通貨を買うことで、ポジションと呼ばれる取引の状態を作ります。
ポジションには、ショートとロングの2種類があります。この記事では、それぞれの意味と取り方、決済方法について詳しく解説します。
FXのショートとは
ショートとは、自分が持っている通貨よりも価値が下がると予想される通貨を売ることです。
例えば、円高になると予想した場合、円を買ってドルを売ることでショートポジションを作ります。この場合、ドル円の為替レートが下がれば利益が出ます。逆に上がれば損失が出ます。
ショートポジションを作る方法
1. 取引画面で売り注文を出します。注文方法には成行注文や指値注文などがあります。
2. 売り注文が約定すると、自分の口座に売った通貨の金額が入ります。同時に、買った通貨の金額が引かれます。
3. 為替レートが自分の予想通りに動いたら、取引画面で買い注文を出してポジションを決済します。決済すると、自分の口座に差益が入ります。
FXのロングとは
ロングとは、自分が持っている通貨よりも価値が上がると予想される通貨を買うことです。
例えば、円安になると予想した場合、円を売ってドルを買うことでロングポジションを作ります。この場合、ドル円の為替レートが上がれば利益が出ます。逆に下がれば損失が出ます。
ロングポジションを作る方法
1. 取引画面で買い注文を出します。注文方法には成行注文や指値注文などがあります。
2. 買い注文が約定すると、自分の口座に買った通貨の金額が入ります。同時に、売った通貨の金額が引かれます。
3. 為替レートが自分の予想通りに動いたら、取引画面で売り注文を出してポジションを決済します。決済すると、自分の口座に差益が入ります。
FXでは、ショートとロングの2種類のポジションを作ることで、為替レートの変動に応じて利益を得ることができます。
しかし、為替レートは常に変動しており、予想と反対に動く可能性もあります。そのため、FXではリスク管理も重要です。
損切りや利確のタイミングを決めたり、ストップ注文やトレール注文などの機能を活用したりすることで、リスクを抑えることができます。
FXは高いリターンを得ることができる投資方法ですが、同時に高いリスクも伴います。初心者の方は、まずはデモトレードなどで練習して、FXの仕組みや動きを理解することから始めましょう。
