FXのスキャルピングとは、短い時間で小さな利益を積み重ねる取引手法です。
スキャルピングには、高い勝率と損切りの早さが求められます。
また、使うテクニカル分析も重要です。
この記事では、FXのスキャルピング手法をステップで攻略していきます。
ステップ1:スキャルピングに適した通貨ペアと時間帯を選ぶ
スキャルピングには、値動きが活発でスプレッドが狭い通貨ペアが適しています。一般的には、メジャー通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/米ドルなど)がおすすめです。また、時間帯も重要です。
値動きが激しい時間帯(東京市場とロンドン市場の重なる時間帯やニューヨーク市場の開始時間帯など)を狙うと良いでしょう。
ステップ2:エントリーとエグジットの基準を決める
スキャルピングでは、エントリーとエグジットの基準を明確に決めておく必要があります。
基準には、テクニカル分析やチャートパターンなどを用いることができます。
例えば、移動平均線や一目均衡表などのトレンド系の指標や、MACDやRSIなどのオシレーター系の指標を組み合わせて使うことができます。
また、サポートラインやレジスタンスラインなどの水平線や、三角形やフラッグなどのチャートパターンも有効です。エントリーとエグジットの基準は、自分の取引スタイルや資金管理に合わせて設定しましょう。
ステップ3:エントリーポイントを見極める
エントリーポイントとは、取引に参加するタイミングです。エントリーポイントを見極めるには、前述したテクニカル分析やチャートパターンを活用します。
例えば、トレンド系の指標が上昇トレンドや下降トレンドを示している場合は、その方向に沿ってエントリーすることができます。
また、オシレーター系の指標がオーバーボートやオーバーソールドの状態を示している場合は、反転する可能性が高いので、そのタイミングでエントリーすることもできます。
さらに、チャートパターンがブレイクアウトした場合は、その方向に強い勢いがあるので、追随してエントリーすることも有効です。
ステップ4:エグジットポイントを決める
エグジットポイントとは、取引から離脱するタイミングです。エグジットポイントを決めるには、利益確定と損切りの両方を考える必要があります。利益確定は、自分の目標とする利益額やパーセンテージに達したら行います。
損切りは、自分の許容できる損失額やパーセンテージに達したら行います。利益確定と損切りのポイントは、前述したテクニカル分析やチャートパターンを参考にすることができます。
例えば、トレンド系の指標がトレンドの転換を示した場合や、オシレーター系の指標がオーバーボートやオーバーソールドの状態から抜け出した場合は、エグジットのサインとなります。
また、チャートパターンがブレイクアウトした後に反転した場合や、サポートラインやレジスタンスラインを突破した場合も、エグジットのタイミングとなります。
ステップ5:取引履歴を記録し、振り返る
スキャルピングでは、多くの取引を行うことになります。そのため、取引履歴を記録し、振り返ることが重要です。
取引履歴には、エントリーとエグジットの基準やポイント、利益や損失の額やパーセンテージなどを記録します。
また、自分の感情や判断の理由などもメモしておくと良いでしょう。取引履歴を振り返ることで、自分の強みや弱み、改善点や課題などを見つけることができます。また、自分の取引スタイルや資金管理に合わせて、スキャルピング手法を最適化することもできます。
スキャルピングは、高い集中力と判断力が必要な取引手法ですが、上手に使えば小さな利益をコツコツと積み上げることができます。ぜひ参考にしてみてください。