ボリンジャーバンドでトレンド確認!おすすめの使い方と相性の良い指標

ボリンジャーバンドとは、チャート上に表示される3本の線のことです。中央の線は移動平均線で、上下の線は移動平均線から一定の標準偏差を加減したものです。

ボリンジャーバンドは、相場のボラティリティ(変動幅)を表す指標であり、線の間に価格が収まる確率が高いという特徴があります。

ボリンジャーバンドを使ってトレンドを確認する方法

1. バンド幅

上下の線の間隔をバンド幅と呼びます。バンド幅が広いほど、相場のボラティリティが高く、トレンドが強いことを示します。

逆に、バンド幅が狭いほど、相場のボラティリティが低く、トレンドが弱いことを示します。バンド幅が急激に変化する場合は、トレンド転換のサインとなる可能性があります。

2. バンドウォーク

格が上下の線に沿って動くことをバンドウォークと呼びます。バンドウォークが発生すると、その方向にトレンドが発生していることを示します。

例えば、価格が上線に沿って上昇する場合は、上昇トレンドが発生していることを示します。逆に、価格が下線に沿って下降する場合は、下降トレンドが発生していることを示します。

3. バンドブレイク

価格が上下の線を突き抜けることをバンドブレイクと呼びます。バンドブレイクが発生すると、その方向にトレンドが加速することを示します。

例えば、価格が上線を突き抜けて上昇する場合は、上昇トレンドが加速していることを示します。逆に、価格が下線を突き抜けて下降する場合は、下降トレンドが加速していることを示します。

ボリンジャーバンドは単体でも有効な指標ですが、他の指標と組み合わせることでより効果的に使うことができます。相性の良い指標は以下のようなものです。

RSI(相対力指数)

オシレーター系の指標で、相場の強弱やオーバーボート・オーバーソールド(買われすぎ・売られすぎ)の状況を表します。

RSIが高いほど強気でオーバーボート、低いほど弱気でオーバーソールドです。ボリンジャーバンドとRSIを併用することで、トレンドの方向や勢いだけでなく、反転や調整のタイミングも判断できます。

MACD(移動平均収束拡散法)

トレンド系の指標で、短期と長期の移動平均線の乖離度を表します。MACDが正の値であれば上昇トレンド、負の値であれば下降トレンドです。

MACDがゼロラインを上下にクロスすると、トレンド転換のサインとなります。ボリンジャーバンドとMACDを併用することで、トレンドの方向や強さだけでなく、転換や継続の確度も判断できます。

ボリンジャーバンドは、相場のボラティリティやトレンドを把握するのに役立つ指標ですが、他の指標と組み合わせることでより精度の高い分析ができます。ぜひ参考にしてみてください。