【FXのトレンドライン】正しい引き方と実際に使えるトレード手法を解説

FXのトレンドラインとは、相場の動きを直線で表したものです。トレンドラインは、相場の方向性や強さを判断するのに役立ちます。また、トレンドラインに沿ってエントリーやイグジットのタイミングを決めることができます。

しかし、トレンドラインを引くには、正しい方法があります。間違ったトレンドラインは、相場の分析やトレードに悪影響を与える可能性があります。そこで、この記事では、FXのトレンドラインの正しい引き方と実践で使える手法について解説します。

トレンドラインの種類と特徴

まず、トレンドラインには、上昇トレンドラインと下降トレンドラインの2種類があります。上昇トレンドラインは、相場が上昇しているときに引くもので、安値を結ぶ直線です。

下降トレンドラインは、相場が下降しているときに引くもので、高値を結ぶ直線です。上昇トレンドラインは、相場のサポートラインとして機能し、下降トレンドラインは、相場のレジスタンスラインとして機能します。

つまり、上昇トレンドラインは、相場が反発する可能性が高いポイントを示し、下降トレンドラインは、相場が反落する可能性が高いポイントを示します。

トレンドラインの正しい引き方

次に、トレンドラインの正しい引き方について説明します。トレンドラインを引くときには、以下の3つのポイントに注意してください。

・ 2点以上を結ぶ
・ 角度が急すぎない
・ 外れ値を無視する

2点以上を結ぶ

トレンドラインを引くときには、最低でも2点以上を結ぶ必要があります。1点だけでは直線になりませんし、2点だけでは偶然にも一致する可能性があります。3点以上を結ぶことで、より信頼性の高いトレンドラインになります。また、結ぶ点はできるだけ離れている方が良いです。近すぎると小さなノイズに影響されやすくなります。

角度が急すぎない

トレンドラインを引くときには、角度が急すぎないように注意してください。角度が急すぎると、相場がそのトレンドラインに沿って動くことはあまりありません。また、角度が急すぎると、ブレイクアウトしたときに大きな反動が起こりやすくなります。一般的には、角度が30度から60度くらいの範囲が適切だと言われています。

外れ値を無視する

トレンドラインを引くときには、外れ値を無視することも大切です。外れ値とは、相場の一般的な動きから大きく外れた値のことです。例えば、ニュースやイベントなどで一時的に相場が急変したときに発生することがあります。

外れ値をトレンドラインに組み込むと、トレンドラインが歪んだり、角度が急になったりすることがあります。そのため、外れ値は無視して、相場の本質的な動きを捉えるようにしましょう。

トレンドラインの実践で使える手法

最後に、トレンドラインの実践で使える手法について紹介します。トレンドラインを使ってトレードするときには、以下の3つの方法があります。

ポイント

・ トレンドラインに沿ってトレードする
・ トレンドラインをブレイクしたときにトレードする
・ トレンドラインをテストしたときにトレードする

トレンドラインに沿ってトレードする

トレンドラインに沿ってトレードするというのは、相場の方向性に従ってエントリーやイグジットを決めるということです。例えば、上昇トレンドラインがある場合は、相場が上昇していると判断して、買いポジションを取ります。

そして、相場がトレンドラインにタッチしたときにエントリーし、反発したときにイグジットします。逆に、下降トレンドラインがある場合は、相場が下降していると判断して、売りポジションを取ります。

そして、相場がトレンドラインにタッチしたときにエントリーし、反落したときにイグジットします。

トレンドラインをブレイクしたときにトレードする

トレンドラインをブレイクしたというのは、相場がトレンドラインを突破したことを意味します。これは、相場の方向性が変わる可能性が高いサインです。

例えば、上昇トレンドラインがある場合は、相場が下方向にブレイクしたら、上昇トレンドが終わったことを示します。そのため、売りポジションを取ります。そして、ブレイクしたポイントをエントリーし、下降トレンドが始まったことを確認したらイグジットします。

逆に、下降トレンドラインがある場合は、相場が上方向にブレイクしたら、下降トレンドが終わったことを示します。そのため、買いポジションを取ります。そして、ブレイクしたポイントをエントリーし、上昇トレンドが始まったことを確認したらイグジットします。

トレンドラインをテストしたときにトレードする

トレンドラインをテストしたというのは、相場がトレンドラインに近づいたもののブレイクできなかったことを意味します。これは、相場の方向性が強いことを示すサインです。

例えば、上昇トレンドラインがある場合は、相場が下方向にテストしたら、上昇トレンドが継続していることを示します。そのため、買いポジションを取ります。